『なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?』を読んだ感想【本】

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こんばんは。shoです。

当ブログに遊びに来ていただき
ありがとうございます。

今回は最近読んだ本についての記事です。

今回読んだ本は

なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?
というタイトルの本。
副題:偏差値37のバカが見つけた必勝法

271ページ、読み終わるまで4時間ぐらい。

要約すると「改善マインドにフォーカスした自伝」でした。
良書だと思います。

初心者サラリーマンのメモとしてどうぞ。

あらすじ・紹介

簡単な内容はAmazonの商品ページから抜粋↓

内容

コロナでも黒字を達成し、「飲食業界の奇跡」とまで言われた
星付きイタリアンのオーナーシェフ、初のビジネス書が発売。

伝説の三ツ星レストランで副料理長にまで上りつめた著者が
次に求めたのは、サイゼリヤの「すごい生産性」だった。
経営するレストランの生産性は、なんと3.7倍に!

成長したければ、MBAを取るよりアルバイトをしよう。

26万PVのnote記事『目黒の星付きイタリアンのオーナーシェフは、
サイゼリヤでバイトしながら2億年先の地球を思う。』で話題騒然!
「落とし穴に落ちない」で「最短で成長する」という、
偏差値37の”バカ”が見つけた必勝法を初公開します。

サイゼリヤ代表取締役会長正垣泰彦氏、推薦「これはビジネスの真理だ! 」

著者
村山 太一(むらやま たいち)
「レストラン ラッセ」オーナーシェフ。
1975年、新潟県十日町市生まれ。北陸学園調理科卒業後、料理の道に進む。
イタリア滞在8年。三ツ星レストランの「ダル・ペスカトーレ」で
副料理長としてキッチンを采配する。
無印良品有楽町店にあるCafe&Meal MUJI(ミールムジ)勤務を経て、
2011年5月、東京都目黒区に「レストラン・ラッセ」をオープン、
9年連続で一ツ星を獲得。
しかしレストラン経営に限界を感じ、
2017年よりサイゼリヤ五反田西口店にてアルバイトを開始。
その様子を伝えるnote『目黒の星付きイタリアンのオーナーシェフは、
サイゼリヤでバイトしながら2億年先の地球を思う。』が23万PVを記録し話題になる。
新規事業にも積極的に進出し、
一夜限りの野外レストラン「トレジャーディナー」や、
JAXAが主催するISS(国際宇宙ステーション)関係国来賓を招いた
日本初の大規模食事会を成功させる。
日本海最大レストランHIGH AMBITION総合プロデューサー、
津南醸造取締役、食品企業コンサルタントとしても活動している。
本書が初の著書となる。

各章のタイトルは以下の通り。

第1章 超速で行動するサバンナ思考
第2章 超速で成長するマヨネーズ理論
第3章 MBAより成長する休日バイト
第4章 幸せでフラットなチームが最強
第5章 読書は最強のサバイバルツール
第6章 いつの時代も夢をかなえるのはバカ
付録1 サイゼリヤ会長&社長 座談会
付録2 村山太一のベスト本リスト

イタリアの星付きレストランでで8年間修業後、
東京の目黒で ラッセ というレストランを
営業している、村山太一さんが書かれた本。

ミシュランで1つ星を得る店となるが、

・長時間労働の常態化
・低い人時生産性
(従業員一人の時間当たりの生産性)

・繰り返すスタッフの離職

と、内部状況は散々だったという。

料理人としては一流の料理を出す自信はあるが、
経営者としてはそうではない…
と困った村山さんが選択したのは

「上手くいっている店に全部教えてもらおう!」
という発想で行ったサイゼリヤでのバイトだった。

サイゼリヤで学んだ内容を自身の店に取り入れた結果

・人事生産性→3.7倍
・労働時間16時間→9時間半
・従業員数  9人→4人

という成果を上げることが出来た。
その一連の考え方をまとめた本。

挿絵・写真等はほぼないが、
ストレートな気持ちを文にしており読みやすい。
237ページが本文、238-271ページが2段の
付録という構成になっている。

感想

ビジネス本というより自伝寄り

サイゼリヤの具体的な手法よりマインド・実体験
重点的に書かれているので
ビジネス本というより、自伝の方が近いのではないでしょうか?

何を求めてこの本を読むかによって評価は変わると思いますが
私は一つのストーリーとして読み始めたので楽しく読めました。

個人的には凄く好きな本です。
情熱のある性格が文章に表れており、
行動溢れる、エネルギーのある一冊です。
(特に付録の対談とか)
さらにこの本自体が900円と、非常に安い。

著者がサイゼリヤで学んだことは簡潔に言うと以下。

・今日入った人にすぐ理解できるレベルで
仕事の手順をマニュアル化する。

・普段、店長(リーダー)である立場の人間が
スタッフ側に回ることでメンバーの思考が理解出来た。

・製造業で言う改善。
「星付きレストランとはこういうものだ」
という固定概念から逃れ、あらゆる作業を
効率性 や やりやすさで捉え、手直ししていく。

新発見 という程の内容ではないですが、
どの業種にも適用できる肝の部分ですよね。

理論について

本では著者の経験上、
以下の2種類の考え方を主張されています。

あくまで村山さんに適した成功への考え方
ではあるとは思いますが、
覚えておいて損は無いかなと感じました。

サバンナ思考

「現代社会はいつライオンに食われるかわからないサバンナだ」
と思う程に危機感を持って生きることで
環境をよく観察し、人よりも多く気づきを得て、
その気づきから即行動する。

以下の公式で表しており、思考停止に陥らなければ
周りに一歩抜きんでることが出来ると綴っている。

サバンナ思考=危機感×気づき×即行動

マヨネーズ理論

名付けの由来はともかく、

考えても自分で分からないことは
既に出来ている人の所に行って学んでみよう
その人が一流であればなお良い、

という考え方。
以下のプロセスで行い、徹底的にモノにする。

・目標/目的を考えておく
・尊敬できる師匠を探す
・事前に師匠の事は徹底的に下調べする
・学んでいる間はそれ以外は忘れるぐらい集中し、
丸パクリする。

もちろん、自分の店に取り入れるか否かは
取捨選択しますが、弟子として働いている間は
仕組みそのものをモノにする。
理念を体で学ぶといったイメージの様です。

ここでも出てくるバフェット

一流に学ぶ事と同時に 幅広い分野に触れてみる
事を推奨しており、
その手軽な方法として 読書 を挙げています。

様々な分野で一流の人を捜して師事するには
身体も時間も足りないですし、
手軽に一流の人の考え方に近づける方法としての読書、
という訳です。

中でも以下の人の考え方に影響を受けたと語っています。

■本田宗一郎(本田技研創業者)
■松下幸之助(松下電器創業者)
■正垣康彦(サイゼリヤ創業者)
■渥美俊一(経営コンサルタント)
■岩崎峰子(芸妓)
■イーロン・マスク(テスラ創業者)
■スティーブ・ジョブズ(Apple創業者)
■ウォーレン・バフェット
(バークシャーハサウェイ会長)
■チャーリー・マンガー(同 副会長)
■竹内洋岳(登山家)
■ジェフ・ベゾス(Amazon創業者)
■レイ・クロック(マクドナルド創業者)

ここでも出てくるウォーレンバフェット。
株式、経済の専門家として紹介されています。

まとめ

以下まとめです。

・危機感と気づき、行動が結果を引き寄せる
・悩むより、師に学びモノにする。
そこから考える。
・熱い文体でやる気にさせてくれる本

未来食堂さんの
「ただめしを食べさせる食堂が今日の黒字の理由」
を読んだ時もそうでしたが

タイトルからして面白い本なんだろうな
と期待を持って読み、結果面白かったです。
(コピーライターさんの手腕の賜物かもしれません)

今回の本も、上記の本も どちらも仕組みについて
詳細に言及されています。

私も製造業に務めているので思うのですが、
仕事の仕組みって働いている本人より大事だったりします。

仕組みが秀逸で、誰でも理解できるシンプルさと明確な方向性を持っていれば
変化に対応でき、不明点がなければ本人が満足度高く仕事ができ、
改善点を考えるにまで手が空きます。

そこからプラスの方向にスパイラルを回していけるとでも言いますか、
物事を良くするトレンドは、そうやって作るイメージがあります。

著者はこの本の中で自身をバカだと表現していますが
「バカでも分かる」とはむしろ最善に近づく形なのかもしれませんね。

※読んでから行きたくなってサイゼリヤ行きました。

お読みいただきありがとうございます。
shoでした。

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