『嫌われる勇気』を読んだ感想【本・雑記】

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こんばんは。shoです。当ブログに遊びに来ていただきありがとうございます。

今回はFIREの内容から少し離れて、最近読んだ本についての記事です。

今回読んだ本は 「嫌われる勇気」というタイトルの本です。

サブタイトル:自己啓発の源流「アドラー」の教え

総294ページ、読み終わるまで10時間ぐらい。

要約すると 「実践的なアドラー心理学 入門書」でした。お勧めの名著です。

あらすじ・紹介

簡単な内容はAmazonの商品ページから抜粋↓

出版社からのコメント

フロイト、ユングと並ぶ心理学三大巨匠の一人、アドラー。日本では無名に近い存在ですが、欧米での人気は抜群で、多くの自己啓発書の源流ともなっています。本書では、アドラー心理学の第一人者である岸見一郎氏がライターの古賀史健氏とタッグを組み、哲学者と青年の対話篇形式で彼の思想を解き明かしていきます。

内容(目次前の序文より)

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう―。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

岸見/一郎
哲学者。1956年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究。精力的にアドラー心理学や古代哲学の執筆・講演活動、そして精神科医院などで多くの“青年”のカウンセリングを行う。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問古賀/史健
フリーランスライター。1973年生まれ。書籍のライティング(聞き書きスタイルの執筆)を専門とし、ビジネス書やノンフィクションで数多くのベストセラーを手掛ける。インタビュー原稿にも定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

アドラー心理学(wikiリンク)を説く「哲学者」と

彼を論破しようと勇んでやってくる「青年」の対話形式で綴られた本。

第1夜~第5夜、それぞれ別日に哲学者の家で語り合うパートが章立てて構成されており、

青年視点で物語が進んでいく。各章のタイトルは以下の通り。

第1夜トラウマを否定せよ

第2夜:全ての悩みは対人関係

第3夜他社の課題を切り捨てる

第4夜:世界の中心はどこにある

第5夜:「いま、ここ」を真剣に生きる

 

見ての通り、人間関係に焦点を当てた心理学の自己啓発本です。

ポイントとして、読者視点である「青年」は幼い頃から自分に自信が持てず

強い劣等感を抱いている人物で悩み多き日々を過ごしている。

「世界はどこまでもシンプルであり、人は今日からでも幸せになれる」

という哲人の説など絶対に納得がいかない。

憤慨している青年は5夜にわたる議論を通して納得し、

アドラー心理学の考え方は自分に必要なものだったことを自覚して

希望を見出すストーリーとなっている。

 

過去の経験に囚われていたり、

自分に自信が持てない、そんな人へ 発想の転換のヒント

を紹介している一冊。

感想

・私自身アドラー心理学自体に興味はあり、何冊か読もうとしたことが

あったのですが、途中でだれてしまい読み切ることが出来ずにいました。

その点、今回の本は「読みやすい」の1点に尽きます。

 

読者視点である「青年」がアドラー心理学の考え方を

始めから疑ってかかっており、納得のいかないものとして

発言してくれるのがこちらの気持ちを十分に代弁してくれ、

その疑いに対して 口語の形で説明する という構成

心理学を勉強しているというよりは

Q&Aを眺めている様であり、頭に入りやすかったです。

「誰でも幸せになれる考え方」とか怪しさ満点ですしね。

 

また、「青年」は一癖も二癖もある捻くれた人物として描かれており

「自分に自信がない性格ゆえの裏返しの攻撃性」に非常にリアリティがある。

共感して読むことが出来るキャラクターも良かったポイントでした。

 

 

・本の中で「勇気」という言葉を多用しており、トラウマの存在を否定し

「トラウマは自分で何かを避けるために必要だから作り出している」等、

寄り添うというよりは 一見、突き放す様な考え方が説明されており

納得はできるがそれを言われると少し辛い」という様な発言が多い

のは少し注意が必要かもしれません。

以下少し抜粋です。

【あなたの不幸は、あなた自身が「選んだ」もの】とか

【様々な口実を設けて人生のタスクを回避しようとする

事態を指して「人生の嘘」と呼ぶ】等、

耳に痛い言葉が並びます。

逆にこれらの文章で興味が湧いた方は本書に向いているかもしれません

 

・あとがきに記載されているのですが、

フリーライターである古賀氏が、哲学者である岸見氏の本に感銘を受け

取材の結果できたのがこの『嫌われる勇気』の様です。

つまり、「本書の中身と同じことが行われて作られた本」であり

それも納得の内容でした。個人的な感想ですが、

情熱をもって作られた作品はやっぱりいいですね。

まとめ

以下まとめです。

・アドラー心理学に興味があったり、
「自分に自信がない」とか、「対人関係に悩みがある」等の方には
お勧めの一冊。

討論形式の本は初めて読んだのですが、口語で書かれていると

難しいテーマでも かなり読みやすいですね。

中学英語の教科書が取っつきやすいのと同じかもしれません。

 

なお、今回読んだ本はやっぱり図書館で借りました。やはり図書館は便利です。

お暇なとき、ちょっと知りたいことを調べるのに利用してみてはいかがでしょう?

お読みいただきありがとうございます。
shoでした。

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